8月の安全運転管理 (2013年)

■暑さからくる、ボンヤリ事故やミスを防ごう

 8月は、暑さや夏の疲れからくるドライバーの過労に注意したい月です。居眠運転にまでは至らないとしても、ボンヤリ・うっかり運転などの危険が増加します。最近、体調不良や持病の発作から運転中に意識を失ったり操作を誤るような事故を多発しています。

 健康管理面の指導も徹底しましょう。

 

うっかり事故は集中力の低下から

 運転中のうっかり、ボンヤリは集中力が低下したときに起こりやすくなると言われていますが、夏場はとくに以下のような要因で集中力の低下が懸念されます。

・熱帯夜が続くことによる睡眠不足

・暑さ、強い日光による疲労

・エアコンによる体調不良

 とくに中高年の運転者は、影響を受けやすくなります。運行計画などに余裕をもたせることが大切です。

 

 また、夏場は年齢に関係なくレジャーや夏休みの疲労が業務に影響しやすい時期です。休み明けには、長い帰省渋滞での疲労が残っている可能性があります。

 休み明けの運転者にはとくに配慮しましょう。

 

 うっかりミスを防ぐには、1人ひとりの運転者に自覚を促し、ミスを起こしやすい状況に気づいてもらうことが大切です。図のようなチェックリストを活用するのもひとつの方法です

 

■構内でのポカミスを防止しよう

 8月はお盆休みなどで稼働日が減少しますが、長い休みをとると緊張がゆるみ、かえって油断しがちな月でもあり、とくに構内事故などには気をつけたいと思います。この時期に構内の安全対策を見直してみるとよいでしょう。

 

 構内事故の防止対策は、構内作業の性格や作業場所の危険度が評価しやすいので、リスクアセスメントの手法をとることが有効です。

 構内でヒヤリ・ハットした体験票などをもとに、どの作業やどの場所でのリスク度が高いかを評価し、リスク度の大きいものから優先的に対策をとっていきましょう。

 たとえば、構内で車を誘導する従業員がひかれて死亡したり重傷事故などが発生した場合は、重大度が高いので発生頻度が低くても軽視できません。車の真後ろでの誘導を禁止するなどの措置が必要です。

 

また、最近はウイングを上げて作業するトラックが増え、かなり高い場所にある配管や架線等も切断のリスクがあります。トラックの通過する場所の配管等の前後にガードを設置し、万が一ウイングが破損しても構内設備だけは保守できるように配慮しましょう。
内容

■秋の全国交通安全運動の準備を

 9月には、全国交通安全運動(21日~30日)が行われますので、今月から準備を進めましょう。運動の基本テーマと全国重点は以下のとおりです。とくに高齢者の交通事故防止をドライバーに意識づけましょう。

 地域の安全運動に参加するメンバーの人選や、構内・事業所近辺で街頭指導を行う計画なども進めておくと、活動が盛り上がります。

 

■交通安全運動の実施期間
 2012年9月21日(土)から 30日(月)までの10日間

■交通事故死ゼロを目指す日
 9月30日(月)

 

■運動の基本

 子どもと高齢者の交通事故防止

 

■全国重点

 1 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止

  (特に、反射材用品等の着用の推進及び自転車前照灯の点灯の徹底)

 2 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

 3 飲酒運転の根絶

8月の安全運転管理ごよみ ──2013年──

日付 行事・イベントなど
1日(木)~

31日(土)

・「道路ふれあい月間」 

──国土交通省では、毎年8月を「道路ふれあい月間」として、道路の正しい利用や道路愛護活動の推進に努めています。

1日(木)~

31日(土)

 

「食品衛生月間」 

──厚生労働省では、毎年食中毒の発生しやすい8月に食品衛生管理の徹底を呼びかけています。

1日(木)

夏の省エネ総点検の日

日(土)~

4日(日)

・第46回二輪車安全運転全国大会──二輪車運転者の安全運転技能と交通マナーの向上を図ることにより、交通事故防止を目指す目的で全日本交通安全協会が実施します。都道府県大会の優勝者が全国大会で技を競います。於:鈴鹿サーキット。

7日(水)

・立秋

7日(水)

第48回  交通安全子供自転車全国大会──都道府県で実施された地区大会の優勝チームが、代表として安全運転を競い合う。於:東京ビッグサイト

10日(土)

健康ハートの日──1985(昭和60)年に日本心臓財団などが制定。夏の間に心身のチェックをして心臓病や高血圧などの発作が多発する冬に備えるという意図です。「ハー(8)ト(10)」のごろ合わせから。

10日(土)~

・お盆帰省渋滞予測──10日前後~13日(火)に東名高速道路下り線などで渋滞発生が予測されています。上りは16日から18日が混雑予想。

13日(火)

8月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

19日(月)

・バイクの日──1989年、政府の交通安全対策本部が二輪車の交通事故撲滅を目的に制定。この日を中心に、全国で二輪車の安全運転講習会等が展開されます

20日(火)

・交通信号の日(設置記念日)──1931年のこの日、銀座尾張町の交差点(現在の銀座4丁目)・京橋交差点などに、日本初の3色灯自動信号機が設置されました。

23日(金)

・処暑

25日(日)~

31日(水)

・道路防災週間──道路防災に関する広報活動とともに、道路施設・設備点検、防災訓練などを行います。

30日(金)

~9月5日

防災週間──防災に関する対する知識を普及・啓発とともに、防災行動へと結びつける取組みが全国各地で行われます。

8月上~中旬

平成25年上半期の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について (警察庁)

8月中旬

平成25年7月末における交通事故発生状況公表(警察庁)

8月下旬

・「自動車点検整備推進運動(9~10月実施)」の広報(国土交通省)